marron's kitchen【マロンズ キッチン】京都市中京区三条会商店街近くのカフェ、時々お料理教室。

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嚥下食について話し合いました。

2019.05.24(Fri) 日々のできごと

バイタミックスのインストラクターとしてデモをしている時、よくバイタミックスを介護食に使いたいと購入される方がいました。私もとても滑らかになりますよとバイタミックスをお勧めしていました。でも本当に介護食とはどんなものか実はよくわかっていなかったと思います。ただ作った料理をすべてバイタミックスで滑らかにしても色は汚いし美味しそうには見えません。とろみ剤もどれだけ使ったらいいのかもわかりませんでした。

そこでmarron’s kitchenにいつも参加していただいている言語聴覚士の八田理恵さんに相談して先月、京滋摂食嚥下を考える会のワンランク上の嚥下調整食という調理実習に参加しました。

これがその調理実習で作った嚥下調整食です。南京の煮物、鮭の幽庵焼き、ほうれん草の胡麻和え。写真では私たちがいつも食べている料理と変わらないと思います。そして試食してもとても美味しいです。でも手間はどうしてもかかります。

この調理実習に参加して嚥下食に興味を持ち、バイタミックスのインストラクターとして何かできないかなと思うようになりました。

そして先ほどの八田理恵さんの声掛けで、嚥下調整食のスペシャリストが集まり話をする機会が実現しました。

食事をしながら、かなり盛りだくさんな話に展開していきました。今現在和菓子やお豆腐などすでに販売もしているものもあるとのことです。食べるもの以外にも手が不自由な方向けの食器やスプーンなども開発しているそうです。さらに介護ロボットも紹介していただきました。顔の表情がないロボットは少し怖いと感じましたが、認知症のお年寄りには可愛く見え、あまり誰とも話をしないお年寄りが心を開いて話かけるそうです。

これから益々この嚥下調整食が発展していくように、新しいプロジェクトの計画もあります。このスペシャリストが集まればそのプロジェクトも実現するのではないでしょうか。とても可能性を感じた会でした。

marron’s kitchenでも近く嚥下食の教室を開きたいと思います。